加齢によるお肌の乾燥の原因
お肌が乾燥します。
自分でほっぺたを触っても、水分不足を感じます。
これは、やはり加齢が原因なので仕方ないのでしょうか?
年とともに、体の機能が少しずつ低下していきます、
*汗もでなくなる。
*皮脂の分泌も減ってくる。
*お肌のバリアの機能も減ってくる。
*保湿物質のセラミドなども減ってくる。
*新陳代謝が悪くなる。
*ホルモンのバランスも乱れてくる。ETC.
個人差はあるでしょうが、だいたい40代くらいになってから
お肌の乾燥を実感するようになります。
この乾燥対策としては、基礎化粧品をどれにするか?美容液は?サプリメントは?などなど、真剣に考えないといけないです。
でも、お化粧品やサプリメントに頼る前に、間違った洗顔をしていませんか?
間違った洗顔
先日、女友達のお茶会がありました。
もちろん、アンチエイジングに興味ある世代の皆、女性たち
美容の話題になったとき、洗顔について聞いてみたのですが、
美容液や、サプリメントには、詳しいのに、洗顔に対して無知な女性たちがいて驚きました。
正しい洗顔の仕方の前に、まず、皮膚の構造を見てみましょう!
3層の皮膚の構造
皮膚は、
表皮(epidermis)
真皮(dermis)
皮下組織(hypodermis)
の3つの層から出来ています。
表皮と真皮を合わせて外皮と呼びます。
この外皮の厚さは、1mm〜4mmです。
体の外皮は厚くて2〜4mm。
でも顔の外皮は、1〜2mmなのです。
こんなに顔の外皮は薄いので、
ちょっとした間違った洗顔でも、お肌の乾燥の大きな原因にもなっているのです。
大事な3つの物質
お肌の水分保湿のために欠かせないものは3つあります。
皮脂膜
NMF(天然保湿因子)
細胞間脂質(セラミドなど)
お肌の水分量は、これら3つの成分によって一定に保たれているからです。
これらの物質の割合は、皮脂膜が2%、NMF(天然保湿因子)が18%、細胞間脂質(セラミドなど)が80%です。
もう少し詳しく見てみましょう!
皮脂膜
皮脂膜とは、皮膚を守るためにできる皮脂の膜で、「天然のクリーム」です。
で汗腺から分泌された汗と、皮脂腺から分泌された皮脂とが混ざってできたものです。
皮脂膜=皮脂(油分)+汗(水分)
この皮脂膜は、表皮の上にあって、潤いを保持するために大きな役割を果たしてくれています。
角質がはがれるのを防いでくれて、お肌の水分の蒸発を防いでくれます。
NMF(天然保湿因子)
天然保湿因子は、英語でNatural Moisturizing Factorです。
その頭文字で、NMF(エヌエムエフ)と呼ばれています。
このNMFは、肌の角質細胞の中にある、水分を保持する働きをする物質のことです。
単独の成分を指すものではなくて、アミノ酸やミネラル、尿素などによってのいくつかの保湿成分の総称です。
空気中の水分を吸着していって、角質細胞の中に保持していき、お肌に潤いを与える大事な役割をしています。
だから、このNMFが減少していくと、お肌は水分を保持できなくなります。
細胞間脂質(セラミドなど)
この細胞間脂質というのは、分かりやすく言うと、セメントです。
レンガで塀を作るとき、レンガとレンガをセメントで埋めていきますね。
そんなセメントのようなものです。
レンガは、細胞で、この細胞間脂質はレンガ同士の間を埋めるセメントみたいなものです。
主にセラミド、脂肪酸、コレストロールなどで構成されています。
細胞と細胞をしっかり接着するセメントの役割だけでなく、お肌の内部の水分が蒸発しないようなバリア機能の役割も担っています。
この細胞間脂質が不足すると、バリア機能も低下して、水分も蒸発しやすくなります。
皮脂膜、NMF(天然保湿因子)、細胞間脂質(セラミドなど)の3つは、
水分保湿のために、大事なのですね!
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間違った洗顔方法3つ!
間違った洗顔1:熱いお湯で洗顔する。
熱いお湯で洗顔していませんか?
女友達のお茶会で、いろいろ話していると、熱いお湯で洗顔しているという女性たちが、けっこう沢山いたので驚きました。
理由を聞いてみると、「熱いお湯の方が、汚れが取れそうに思うので。」「熱いお湯で毛穴を開かせた方が、汚れが取れるから」と。
熱いお湯の洗顔!
汚れが取れそう・・という、その気持ちは分かるのですが・・・。
それはNGです!
洗顔の時のお水の温度は、思っている以上に重要です。
洗顔のお湯の温度の正解をいうと、「ぬるま湯」です。
ぬるま湯で洗顔しましょう!
絶対に、熱いお湯は避けましょう。
熱いお湯で洗顔をすると、お肌に必要な皮膚の上にある皮脂膜を洗い流して落としてしまいます。
ただでさえ、皮脂の分泌力が低下して、少ししかない貴重な皮脂なのです。
もし、大事な皮脂が落ちでしまうとさらに肌の乾燥を導いてしまいます。
洗顔の時のすすぎのお湯はぬるま湯を使うようにしましょう。
お水だと、汚れは取れにくいので、ゆるま湯です。
間違った洗顔2:洗いすぎ
乾燥の原因の1つに、洗いすぎもあります。
メイクをする=クレンジングをします。
このクレンジングでお肌のうるおい成分が流出!
クレンジングはメイクの油汚れを落とすもので、汚れを落とすことは、大切です。
汚れが残っていたら、くすみの原因にもなりますから。
でも、クレンジングをする時に、大事な大事な大事な皮脂膜までも一緒に落としてしまっているのです。
皮脂膜は潤いを保ちお肌を守るのに、大事な役割をしています。
この皮脂膜を、毎日のクレンジングで取ってしまったら??
せっかく、何か保湿効果のあるサプリを飲んでも、意味がありません。
クレンジングのクリームには、乳化剤として合成界面活性剤や合成ポリマーと言う物質が使われていることが多いです。
合成界面活性剤は、角質層のせっかくの天然クリームである皮脂膜の油と水を溶かし、バリア機能を破壊してしまいます。
最近の、お化粧品は、お化粧くずれしないようにいろいろ工夫されています。
でも取れにくいお化粧を取るために、クレンジングは、強いクレンジング力が必要になるので、皮脂膜を根こそぎ取り除いてしまうのです。
朝の洗顔と、夜、寝る前の洗顔。
クレンジング剤を使うのは、夜寝る前だけで十分です。
朝の洗顔は、メイクをしていないので、ゆるま湯での洗顔だけで十分です。
朝の洗顔に、クレンジング剤は使わないようにしましょう!
間違った洗顔3:こすり過ぎ
顔の皮膚はとっても薄いのです。
だから、洗顔時にゴシゴシと強くこすったりするのは、NGです。
角質層を傷つけて、削ってしまいます。
バリア機能が低下してしまいます。
洗顔後にも、タオルでゴシゴシ拭いたりするのもNGです。
摩擦は、絶対にダメです。
摩擦が負担となって、顔の乾燥につながります。
このこすり過ぎの対策は、簡単!
泡立てネットを使う事。
これは洗顔の基本の基本!
私が使っている洗顔の泡立て器は、これ!
お友達にも勧めています。
マイクロバブルフォーマー awa hour あわわ ロマンティックピンク 【洗顔泡立て器】
ピンク好きの私は、ピンクだけれど、もちろん白もあります。
マイクロバブルフォーマー awa hour あわわ ロイヤルホワイト 【洗顔泡立て器】
この洗顔泡立て器は、とってもいい!!
お菓子作りのときに、卵白を泡立てて、白いメレンゲを作る感覚です。
容器のフタをに、洗顔クリームか、洗顔石鹸をつけて、本体にお水を入れて、フタを閉めて上限に何度も!
泡立て棒を上に、下に、上に、下にを繰り返していたら、だんだん手が重くなります。
泡が濃厚に!!
普通の洗顔ネットでは、ここまでの濃厚泡はできないかな?
なんか幼稚園の子どもたちがこれで遊んだら、絶対に夢中になりそうですよ。
(子どもに遊ばせるときは、安い石鹸を使わせてね!)
私は、もう1年以上使っているので約1000円の出費も1日で計算すると数円。
もちろん、薬局やスーパーでもどこでも泡立てネットは売っています。
安いものも沢山あります。
泡立てネットは、なんでもいいですよ。
でも、絶対に、洗顔のときは、泡立て器を使う事。
これらで作った泡を顔にやさしくのせて、軽く手を回して顔全体に泡を伸ばす。
そして、ゆすぐだけ。
洗顔のまとめ
洗顔は、毎日のこと。
1、熱いお湯で洗わない事。
2、洗いすぎない事。
3、こすり過ぎない事。
この3つのルールでお肌の乾燥を防ぎましょう!
♪ヴィクトリア
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